月: 2016年2月

ボクサーのIBD 難治性の下痢

ボクサーのブーちゃんは、5歳。一年前にアメリカにいた時、慢性の下痢になり、IBDとして、コーネル大学で半年間、ステロイドと、免疫抑制剤で治療して、一応下痢はおさまり、日本に来ました。が、また下痢が再発して、漢方薬治療を試しに来られました。比較的、下痢になってすぐ、しかもステロイドもなにも治療せず、すぐ来てくれたので、漢方薬1週間で、下痢は、治りました。ただ、一旦漢方やめて、2ヶ月経って、ストレスがかかると下痢になったので、その後、体質改善として、漢方薬を3ヶ月飲んでもらいました。その後、アメリカに帰っていきました。今回の治療経過と、ブーちゃんの体調の良さをみて、今度また再発するようなことがあっても、もうステロイドとかでなく、漢方薬で免疫力をあげて、治すといってくれています。
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柴犬のアトピー性皮膚炎

柴犬のまるちゃんは、2年間皮膚病で、ステロイドや免疫抑制剤を使用して、困っていました。推定5歳の2年前に漢方治療しに来院されて、私は精神的な影響が大きいと判断しました。もちろん2年間免疫力を落とす治療をされてきているので、漢方で免疫力をあげながら、治療しました。今では、すっかり綺麗な皮膚になりました。この子は、ステロイドの依存性がすくなく、2、3ヶ月の漢方薬治療ですぐステロイドを抜くことができたので、その後も順調に治療がすすみ、3、4ヶ月後には綺麗な皮膚になっていました。ただしもっと長い間、そして多いの量のステロイドをのんでいたら、もしくは、もっと高齢だったりしたら、ステロイドが抜けなかったかもしれません。(ステロイド依存の子は、外から薬として与えられたステロイドのために、自分で体内ステロイドが作れなくなってしまった子です)
ステロイド依存のアトピー性皮膚性の治療経過のスピードは、漢方薬で、ステロイド抜けるかどうかに、かかっています。ただステロイド抜けないとしても、漢方薬を併用することで、内臓を守り、さらにステロイドの要求量が増えるのを防ぐことができるので、意義はあると思います。
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