月: 2013年4月

ハスキーの慢性下痢(IBD)

以前も書いたことのあるシベリアンハスキーの銀太郎ちゃん。生後6ヶ月から慢性の下痢が2ヶ月つづき、腸の細胞までとって免疫介在性リンパ球性腸炎によるIBDと診断されてしまいました。こんな若い時から、免疫抑制剤とかステロイドとかを飲むのがいやで、漢方治療にきてくれました。一ヶ月で硬い便がでるようになり、もう治ったと思った3ヶ月後に、また少し体調を崩した時から、下痢になったり不安定なところがありましたので、漢方治療をつづけました。ようやく8ヶ月たった今では、漢方やめても、一ヶ月の間、良便がつづいており、一安心です。大型犬の下痢は、ご家族の心労は大変なものなので、よかったです。

肺の悪性癌でも、へっちゃらです

昨年の桜の咲く頃に、悪性の肺の癌を摘出したフレンチブルのポンチョちゃん8才。抗がん剤は一切せず、漢方薬による治療を選択して、もう一年がたちました。
この一年、元気食欲を落とす事なく、とても濃密な一年を飼い主さまと過ごしてこられました。
悪性の癌がわかってからは、毎日毎日を飼い主さまは心から大切にすごしてきました。このまま、寿命まで、少しでも元気で長生きしてください!

アビシニアン猫のアトピー性皮膚炎(好酸球性肉芽腫)、自己免疫性皮膚炎

アビシニアンのラブちゃんはまだ2才。好酸球性肉芽腫(猫のアトピー性皮膚炎)で、あごから下の皮膚や、お腹が赤くただれてしまいます。今までステロイド、アトピカ(免疫抑制剤)で治療してきましたが、よくならないので、漢方薬治療に望みをかけてこられました。はじめ診た時は、全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡)のようを呈していて、おそらく自己免疫性の皮膚炎だと思われましたので、とにかく免疫力を上げることに重きをおいて、漢方薬治療をしました。飼い主さんの消毒という外側からと、漢方薬で内側からと2ヶ月治療して、だいぶん改善されてきました。後一息なのですが、ここからが難しいと思いますので、慎重に漢方治療をつづけていきます!
初診時

2ヶ月後

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