臨床例7-若齢アトピー性皮膚炎を漢方薬で治療

アトピー性皮膚炎になっても、1歳未満の若い犬や猫は、漢方薬の反応が早いですし、きちんと体質を改善できる可能性があります。

体質改善もしやすいですが、逆にいうと、ステロイドの悪影響もそれだけ受けやすく、免疫力を損ない、病気が悪化するのも早いです。ひどい場合は、骨の成長に悪影響を与えるようの場合もあるので、注意が必要です。

トイプードルのななちゃんは、1歳。生後9ヶ月ごろからお腹や胸をかゆがりだして、3ヶ月ほど他の動物病院でステロイドで治療していました。でもよくなるどころか、どんどんひどくなり、ずっと身体をいらいらかいているのが見ていられないというので、ハルペッツクリニックに来院されました。

診察台の上でもとにかくかいてばかりいて、皮膚も赤く、毛もうすく、外耳炎で耳もかゆく、かわいそうでした。何より、ななちゃんをみる飼い主のお父さんの、どうしんたらいいのだという悲しい顔がかわいそうでした。

すぐ皮膚の炎症をしずめる漢方薬治療をはじめ、ステロイドを減らして無くし、実は、心臓も悪かったので血圧を落とす西洋薬を加えました。3ヶ月の治療で、初めはまず身体のかゆみが無くなり、次に耳や口元のかゆみがなくなりました。そして色の濃い毛も密に生え始め、全部で6ヶ月で漢方薬による体質改善は完了しました。

それから2年たちますが、漢方薬を飲まないでも、皮膚病がでることは、2度とありません。西洋の血圧を落とす薬だけは心臓のために飲み続けています。(悪くはなっていません。) なにより飼い主さんの顔がすっかりさわやかな、晴れ晴れとした顔に変わりました。


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