院長よりご挨拶
ハルペッツクリニック東京は漢方薬を用いた内科治療を専門、得意とする動物病院です。従来の獣医医療である西洋医学に加え、東洋医学を積極的にとりいれて、動物の本来のもつ生命力を高め、その結果、病気を全体的かつ根本的に治療することを目標としています。
有機化合物(石油など)からつくられる西洋のお薬と、生来の自然の草木や鉱物などからつくられる漢方薬とでは、それぞれ長所と短所が異なります。私は、病状に応じてそれぞれのよいところを使って治療すべきだと考えます。
例えば、一時的な体調不良やケガには、まず、西洋医学の治療をするのがよいでしょう。しかし、体調不良や炎症が持続または頻発するような慢性疾患の場合、とりわけ動物病院にいっているにもかかわらず、病気を繰り返すというような難治性の場合には、治療の観点が全く異なる東洋医学が有効になる例が多いのです。
東京には、大学病院をはじめとして西洋医学を用いる動物病院が多数あります。ただ、従来の西洋医学的治療では、ペットの症状がよくならずお困りの方や、表面的な病状を抑えるだけでなく根本的にかつ大局的にペットの病気を治したいと思われる飼い主様もいらっしゃることと思います。
この度、東京のクリニックをオープンするにあたりまして、愛知のハルペッツクリニックに来院されている飼い主様からのご要望がとりわけ多い漢方薬を使う内科に特化した専門病院として、関東地方の皆様のお役に立てることを心より希望いたします。
ハルペッツクリニック東京 院長
林 晴敏 農学博士・獣医師
1994年東京大学獣医学科卒、獣医師免許取得
1997年同大学院にて農学博士号取得
1997年より2002年まで米国ペンシルベニア大学およびフォックスチェイス癌センターにて癌研究
2002年より人間の漢方薬研究および獣医臨床経験
2007年愛知県春日井市にハルペッツクリニックをオープン
2011年東京・西麻布にハルペッツクリニック東京をオープン